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おじさんの側、ネコの側

  起きると、お米を食べる気分でなかった。ラジオ体操をして、包丁を研いでみてもその気分にはならかったので、林檎の皮をくるくるとむき、一個まるかじりした。
  残った林檎の芯を見て思う。「これは猫たち食べないよなあ。」

  家の近所に4匹兄弟の子猫たちが住んでいる。というか、野良だから生きていると言うのだろうか。兄弟の母親をワタシは知っているのだが(母も野良猫)、母は器量良しでないのに子どもらは皆可愛らしい顔をしている。可愛いからか、秋に入った位の頃からこの辺りの住人の誰かが,こっそりと食べ物をやりだした。猫たちはたいてい路駐してある車の下にいるのだが、食べ物は車の脇の側溝の中に置かれてある。ワタシが目にするのは、猫たちが食べた後のカスだが、魚や惣菜のパック、持ち帰り弁当の容器、こないだは乾燥キャットフードがいくつか散らばっていた。

  で、ワタシもこないだやってしまったのだ。手羽先の骨。わざと少し肉を残しておいた。
  朝方、側溝ではなく、猫たちの行動範囲の中のツツジの茂みの中に、通る人間にはわからないようにして置いた。
  夕方、覗いてみると、骨はつついたような形跡があるものの、ほとんどそのまま残っていた。「犬じゃないんだから、鶏の骨は食べないか。」とかなり残念に思いつつ、もう少し置いておこうとそのままにして帰った。
  次の日の朝、骨はきれいになくなっていた。

  そんなことをしてから、鶏の骨が1本残れば「1本では喧嘩になるか」とか「辛味の付いた物はだめかな」などといちいち考えてしまう。

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
        バナナクッキー


  林檎と昨日焼いたビスケットを食べ、生姜を多めに入れたチャイを飲み、起きた時半分開けた窓を全開にする。ベランダに出てみても、12月だというのに全然寒くない。
  「猫たちにはいいなあ。」と思う。
  冬生まれでも冬の寒いのは苦手なワタシであるが、基本的には「冬は寒い方がいい」という考えだ。
  この冬は、だんだん人馴れしてきてしまったあの兄弟猫(野良猫は野良猫らしいのがよい。あまり人馴れして欲しくないと勝手な思いを抱いているのだが)の側に立って、暖冬歓迎に翻ることになりそうだ。

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
  冬歓迎と言えば、空き缶集めをしているおじさん達もそうだろう。この頃は、空き缶の価格が随分落ちてしまったそうだから、それも大変だろうのに、冬が来る。温かければほんの少しは気も休まるだろう。

  少し前の話になるが、水曜日の朝、表で言い争う男と女の声が聞こえた。
  水曜日は資源ごみの日だ。
  出された空き缶を「誰にも迷惑かけとらん!」と持っていこうとするおじさん一人と、「それはいけない!」という近所のおばさん二人が、2メートル位の間隔をあけて対峙していた。ワタシの気持ちはその時明らかに、「おじさんの側」に立っていた。おじさんが空き缶を持っていったって、缶はリサイクルされるわけだし、ホントに誰にも迷惑はかかっていない。「おばさんよ、何故そのように怒るのか。おそらく精神的に何か満たされないものがあるか、すごいヒマなんだろう。」と思ったのだった。

  空き缶集めをするおじさん達が、それをしながらでも生きていこうとするのには、ワタシの気持ちは少し離れて「すごいなあ。」となる。けれども、自分はおじさんや野良猫の側に立つのだなと、改めて認識するのであった。


        ねこ椅子

  この記事の続きに載せたらなんと言われるかわからないが、セロリ師匠の「猫スツール」の座面です。後ろに咲くのは、モッコウバラ。・・・山牛蒡邸の庭にて撮影・・・

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isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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