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Mさん

 少し前に知り合った二つ年上の女性Mさんが、10日間のモロッコ旅行から帰ってきたようだ。


 Mさんは天涯孤独に近い。両親は亡くなり、一人っ子で結婚もしていない。親戚はチラホラいて、家族のようにしてくれる叔母さんが隣県にいるらしい。

 彼女は私と同様、定職を持たない。
 派遣やボランテイアに毛の生えたようなアルバイトを短期長期でやっている。職場は国内にとどまらず海外にも広がる。この生活を20代半ばから続けている。20年のキャリアだ。
 因みに今年1月から春までは沖縄のホテルで働いており、夏は北海道で働くそうだ。その間の期間、短期でバイトしたり、モロッコへ旅行したり。自分の貯金を見計らいながら、行きたい所に行きたいだけ行く。Mさんは株だかなんだか等の資格を持っていて、それを使った仕事もたまにする。
 Mさんの、そう簡単でなく考えなければならない唯一のことは、自分が死ぬ時にどうするか。
 Mさんはもうだいぶ前に亡くなったお爺さん名義の一戸建ての家と土地を持っている。一年の内そこにいる期間はとても短いのだが、建物のメインテナンスや庭の雑草抜きなどはやらねばならないこととして、頭の中にある。しかしその家で死のうとは思っていない。お爺さん名義というハードルをまず解決し、田舎で買い手のなかなかいない物件をなんとか売って、時期を見てシェアハウスに入り、終末を迎えようと考えている。


 Mさんと初めて会ったとき、私とそう変わらない年齢で、若干年上で、こんなふうに生きている人がいるんだなあと知り、勇気づけられたような気持になった。さらにMさんは言った。「これぐらいの歳で私みたいに生きてる人、けっこういるよ、特に外国行くとね会うよ。」


 とりえずわたしに必要なのは、軽い旅行に行ける位の健康な腰。そして元々の踏ん張りの効く身体を取り戻したら、どこでも行けるし働ける。昔より許容量の増えた精神で、ちょっとばかしイヤな所だって、健康な身体さえあればうまくやっていける。
 行きたい所は、国内そこかしこの温泉、外国なら手始めにハワイかバリあたり。行ったことのあるニュージーランドで軽く過ごして、その後、こうなったらアフリカか。
 一日3食ちゃんと食べ、時にはおやつも食べつつ家の中で寛いでいるだけなので、顔身体に新たな肉の層が加わった。姿見に移る自分は、平均よりずっと健康そのものだ。この常に目から入る情報でまず、気持ちによい効果をあげ、そこから身体にもよい影響を与えるだろう。必要以上の脂肪がついてしまった時には、それを筋肉に変えることをすれば、自分の身がいやどんなに立派なことになってしまうか。

 
 Mさんは北海道でひと夏を過ごした後、タジキスタンだかウズベキスタンだか、”タン”のつく国々周辺に行きたいと言っていた。



 

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名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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