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カメゾウ


 カメムシの季節でもあります。


 一昨日は、ベランダに干した布団に息を殺して引っ付いていた模様。
 そやつの姿が今から寝るよという時に目に入った。

 ここらのカメムシは、図体がでかい。

 昨年の夏に行った群馬の期間労働の地は毎日何匹か出没するカメムシは敵視され、「あ、またカメコがいた!」と叫ばれながら殺処分を受けていたのだが、そいつらは緑っぽい体色で大きくても親指の爪位の大きさだった。
 に比べて、家に勝手に入り込んでくるカメムシは、黒っぽい色をしており、群馬カメコの倍は大きいのだ。カメコなどと可愛らしく言っている場合ではない。カメゾウだ。


 カメムシを発見したとき欲しくなるのは虫取り網だ。けれどもそんな物はもちろんないので、ビニル袋を取り出す。
 袋を手に被せて、サア捕まえるよとカメゾウのいた所へ戻ると、やつはそこにもういないのだ。ほんの10秒ほどの間にどこかへ移動した模様。カメゾウはその姿から動きが鈍いようにも見えるが、油断してはいけないのだ。
 置いてある荷物や布団や机やらを動かしひっくり返ししてみてもカメゾウの姿はない。外に出てくれたのならいいが、部屋の窓は締まっているし、あの臭いがしっかりと漂っている。
 カメゾウがいると思いながら一晩過ごすのはイヤなものだ。やつは温かい所が好きだから、私が寝ている布団の中に飼い猫面してそっと入ってくるかもしれない。いやだいやだ。
 あーとため息つきながら上を向いたら、天井にカメゾウがへばりついていた。天井が白くてよかった。黒かったらカメゾウと一夜を共にせねばならなかった。
 箒を持ってきてパサッと払うと床に落ちた。カメゾウのいい所は、そこからゴキブリのようにササーッと逃げたりしないことだ。とりあえず様子を見るかのようにじっとしている。そこで私は先ほどのビニル袋を今度は逃げられないようにやつの存在を確かめつつ素早く手にはめ、うまいことその中にとらまえた。薄いビニルを通してカメゾウのごわごわした体が感じられてムズムズするような気分になる。
 ベランダに出て、夜の暗闇の中でバサバサ、バサバサと袋を振ったが、ビニルにひっついたカメゾウはどうしたって居心地悪いであろう揺れる袋からなかなか出てこず、手こずった。


 昨日はカーテンの裏に引っ付いていたのを、夕食後に見つけた。昨夜のカメゾウかどうかわからないが、黒くてでかいその名はカメゾウだった。今度はすぐに窓を開けて、カーテンをばんばんゆすぶったらけっこうあっさり、ぽとりと落ちた。ベランダのコンクリートの上でそのままじっと動かなかったが、ほんの少しで見飽きた私は窓を閉め、カメゾウのことは瞬時に忘れて映画鑑賞に移った。


 秋はカメゾウの季節です。


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Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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