昼に志ん朝 夜ビョーク

  志ん朝


 岸田今日子の朗読に続いては落語。

 おそらく同世代女性からすれば、好きな方だと思う。その昔、小学校4年生くらいだったか、私の愛読書は子ども向け落語百選、というようなものだった。「道具屋」という話が好きだった覚えがある。その中に出てくる「へっつい」という道具はどんなものか全くわからなかったが、気に入って読んでいた。なかなかしぶい思い出だ。
 とは言っても、特別落語に関して詳しいわけではない。そんな知らない私でも知っている名前、その芸の上手さを聞いている落語家のひとり、古今亭志ん朝。


 昼過ぎ。
 ごろんと寝転がりながら聴く。
 ライブCDなので、観客の笑い声や拍手も入っている。それが良い。落語はライブ録音がいい。くすくす笑いや大笑い、我慢できないどうしても笑っちゃうよ~というような笑い、そんなのを聴いていると、自分もその客席に行きたくなる。噺家の顔やきっと吹き出ているだろう汗や、動きの芸や、おもむろに羽織をぬいだりしたりして、そんな所が見られないのがちょっと悔しくなる。

 志ん朝のキレの良い噺。客席のお客さんといっしょに笑ってしまう。この人はどういう人だったのか、その生き様等、借りたCDに解説が付いていなかったのが残念だ。もともと才能があったのだろうが、こんなにお客さんを笑わせる芸を身に付けるのに、どれだけ練習したのかなと思う。

 可愛らしい顔だ。たれ目。特徴のある鼻。下唇が厚くて、下まぶたもぽってりしている。けれども、よく見ると、眉間にうっすら縦じわが見える。この縦じわの訳はなんだろう。

 まだ聴いてない『船徳』は、たしか有名な落語ばなし。これから聴きます。


 夕食後には映画。
 ビョーク主演の『DANCER IN THE DARK』
 随分前の作品で賞も取っているのに観ていなかったのは、友人の一人から「車酔いする人は見ないほうがいい」と言われたから。なんでも、グルグル回るような映像があるそうで、気持ち悪くなると言っていた。私はかなり酔いやすいのだ。

 それでも今回、観たい気持ちになってしまったので借りてみた。140分というけっこうな長さで、最初から2回に分けて観ると段取りつけて前半鑑賞。
 グルグルはまだ出てきていないが、なかなか疲れる映画だ。面白いが疲れる。ビョークは目がほぼ見えない母で、だから何が起こるか、ずっと緊張感が消えないから。ビョークの空想の中で、ミュージカル仕立てでみんなが歌って踊るシーンは、だからホッとする。
 小柄でずんぐりむっくりのビョークだが、手の指は先に向けてほっそりと長めに伸びていた。

 ビョークが殺人をしてしまう所まで観た。この先どうなってゆくのか。面白いが疲れる。疲れるが面白い。



 風呂の中と寝る前には宮部みゆき。
 楽しませてくれるものが手近に、こんなにあることに感謝。


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Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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