一言に緊張

 
料理のお手本 (中公文庫)料理のお手本 (中公文庫)
(1979/12/10)
辻 嘉一

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 この本も、『GAIAのまかない日記』で紹介されていて、借りて読んでみた。


 この本は、買うことにしようと思う。



 読んでいて、ドキッとさせられた言葉がある。それは、


 「悪どい調味」


 申し分ないような素材が手に入れられないから、ごてごてと手を加えたり、悪どい調味をしたりする・・・

 というように書かれている。


 自分はどうか、と思い読みながら緊張した。


 なるほどなあとか、へえ~などと思わされることがいろいろ書いてあるが、一つ挙げると、それはお茶漬けについて書かれているところ。


 

おかまからすぐに茶碗にうつして食べると、おいしいご飯だと思っても、もう一つうま味が浅く、もの足らない感じですが、このご飯を飯器にうつし替えてから、静かに味わってみれば、不思議に味に深味と幅が生まれ、うま味が増していることがはっきりとわかります。
  かみしめて「うまい」と感じるのは、さらに適度にさめた時だと思います。握りずしのご飯も、、この適度にさめた時が一番うまいのです。
  ましてお茶漬けにするご飯は、熱つ熱つではあまり感心できないということになります。さめきらないご飯を・・・(略)




 というふうに書かれていた。

 ワタシはお茶漬けというものは殆ど食べないのでその時のご飯の熱さに関してはよくわからないが、普通に食べるご飯も「適度にさめたほうがよい」というのは、やっぱりな、と思うところがある。

 お弁当に入れるご飯はたいがい少し余るように炊くが、その余った少しのご飯を飯器ではなく茶碗であるが、に盛っといて、配達から戻った時食べたりする。そのさめたご飯が、とても甘みを感じ「おいしいなあ」と呟いてしまうことがある。飯器に盛っといたら、もっと旨く感じるのだろうか。

 
 炊き立てのご飯は、その温度と光る感じと、わくわくするような幸せ感があるが、冷めたご飯には、しみじみした平和でつつましいような幸せ感があるように思う。





 


 

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isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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