スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

痕(あと)

  110916_1555_01.jpg


 うっすら残る、リストカットの痕。

 カットしたのは7月のことだ。

 傷の治りが異様に早いワタシであるが、この痕はこんなふうにまだ色づいて残っている。


 真夏の昼間、汗をだらだら流しながら彫刻刀で木を彫っていた。

 もうそろそろ止めようかなあ、と思っていたら、切った。

 スッと切れた。

 手のひら側から腕に向かってという、非常に素人っぽい切り方だった。

 紫色の部分が肉の裂け目から見えていたが、血はそれほど出なかった。

 だから簡単にバンドエイドをして、気分を変えようと買い物や図書館に出かけた。半袖シャツで。


 いや、なんとなく人の視線が気になりました。

 あからさまにじろじろ見る人はいなかったけど、自分の方が不要に気にしてしまうと言うのか。

 「リストカットだ、この人」と思われてるんじゃないかと。


 しかしこんなのも、しばらくすると忘れてしまうのだった。

 忘れた上に、ふと思い出したときには、「これはリストカットした傷なんだと思わせてやれ」などという気になってくるのだった。そうして、より傷跡が見えるように手を動かしてみたり。

 ばか者だ、ワタシは。

 と言ったって、この傷に気がついた人はどれだけいたか。

しかも気がついたって、「だからなんなの」である。


 あきれたばか者だ。
 
 

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。