のざるの温泉・玉久旅館

 温泉にも行きました。


 「九湯めぐり」「猿が入る温泉」で知られる温泉です。


 泊まった宿は玉久旅館

 間口は狭いが奥に長い建物で、とても綺麗にされていました。建物それほど新しくはないのでしょうが、丁寧に使われているのがわかります。床はじゅうたん敷きでスリッパは要らないようになっているのは、なかなか嬉しいものです。


   着いたら糠漬けきゅうり
 
 8畳ほどのすっきりした部屋に入るとすぐに糠漬けの胡瓜を出してくれました。(温泉饅頭もちゃんと用意されていました)

 案内してくれた30歳位の仲居さんはとても丁寧な応対で感じがよく、それでまた気分がよくなります。


 6時前という遅めの到着でお腹もぺこぺこ。旅館のお風呂でサッと汗を流し、すぐに夕食にしていただきました。
 (旅館のお風呂は男女別の内風呂のみ。翌朝入った時の熱めの湯のほうが、気持ちよく感じました)


 食事は別の個室で出してくれます。

   胡麻豆腐
   胡麻豆腐
  付け合せの野菜はとても薄味。

  
   信州サーモンお造り
   信州サーモンの刺身

   信州牛、豚冷しゃぶ
   信州牛と豚の冷しゃぶ
  牛と豚ドレッシングは変えてあります。

 信州の味覚としてはこの他に、ニジマスの味噌焼き、そしてこちら・・・


     おやき
    自家製おやき

 このおやき、今まで食べたおやきの中では1番においしかった。小さな蒸篭で目の前で蒸し上がったたあっつあつのおやきは、皮がやわらかくもっちりしていました。具の野沢菜もおいしかったです。けれども、夕食メニューの中におやきが入るのはややバランスが取れなくなる感じ。お腹も膨れてきてしまうし。

 おかずはまだこんなにありました。

  長芋と鰻の蒸し物
  パイスープ(コーンスープが入ったカップをパイで包んだもの)
  お吸い物(小エビと湯葉入り)
  プリン(白くて柔らかいタイプ。プラムジャムかけ)



 そしてご飯がきます。

  九穀ごはん

 九湯めぐりに掛けて、九穀ご飯だそうです。


 1泊2食付で9千円でしたが、宿の綺麗さなどを考えれば食事も随分がんばっていらっしゃると思います。
 (ちょっと塩味が強かったものや、プリンが始めから出されたので食べようとする時には大分形が崩れて広がっていたのが残念でしたけれど)

   浴衣・風呂足袋
   浴衣の柄も落ち着いていてよいし、足袋靴下もついています


 仕事の疲れもあったので、夜は外湯一つだけ入り、ちょうど出始めた蛍を川岸に見に行って休みました。



 熟睡した翌朝。

 朝一に外湯に出かけました。

 『1番』『2番』は非常な熱さで入れませんでした。そのすぐ近くの『3番』は、すでに近所の方が入ってうめてあったらしく、ゆっくり入れる温度でした。

 『大湯(9番)』に入ってから階段を登ったところにある神社に寄ってみると、こんな時期にも野猿がいました。落ちているお菓子を拾っていました。

 猿としてはそんなに大きくはないと思うのですが、猿というものはコワい。歩いていく方にちょっと付いて行ったら、ギーっと歯を剥き出した。風呂上りには汗が出なかったのに、ここで背中にじわっと汗をかいてしましました。


 宿に戻って朝食。ああ、いたれりつくせり。

 玉久朝食

  白ご飯
  なめこの味噌汁
  焼き鮭とうど、蕗の煮物
  蕨のおひたし
  生ハム
  温泉卵
  長芋刻んだもの
  なめたけ
  味のり
  お漬物


 朝食の中では蕨のおひたしがとても美味しかった。

 とろんとしたぬめりがあるのは、灰汁抜きを灰でやっているからだそうです。

 モーニングコーヒーも出してくれました。美味しいコーヒーでしたが、朝食を食べ初めていくらも経たないうちに来たのが残念でした。 (料金の高いプランなら違うのかもしれませんが)



 食後にチェックアウトすると、女将さんが出ていらして蒸かし立ての温泉饅頭をくれました。

 女将さんは昨夜食事部屋に案内してくれたときはすごい落ち着いた貫禄の方のように見えましたが、朝はもっと気さくなふうでした。

 チェックアウト後にも荷物を預かってくださりバスタオルも貸していただいて、残りの外湯めぐりを楽しみました。
 (非常熱さの1,2番もこの時にはかなりぬるくなっていました。残念だったのは4,5番のお湯が清掃中で午前中は入れなかったこと。渋温泉に行ったらこれは要チェックです)


 女将さんや仲居さんが教えてくれたように、九つある外湯のうち一番大きい『大湯』と湯の花が浮いている『目洗いの湯(6番)』がよかったです。
 渋温泉のお湯は九つそれぞれ違いますが、どれも出た後に汗の出ないすっきりするお湯でした。


 外湯を巡った最後宿の前で、前歯の抜けたすごく可愛らしい”のざる”に会いました。

 「あそんでくれる人がいなくてさみしい。ぼくはさみしい。さみしい。よつばのクローバーでもさがしに行こうかな」
 
 可愛らしいのざるはこうつぶやいていたそうです。なかなかに詩人ののざる。

 宿の向かいのラーメン屋の息子であるのざる。

 あの顔が妙に心に残り、この日の夜夢にまで出てきたのでした。
 


 

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isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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