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またばなな

 起きぬけの一杯 昆布茶になり 紅茶になり


 もう冷水はいらない朝がくるようになった。

 すうすうと気持ちよく眠れるので、また寝すぎてしまう。


 6時。いつもより遅い時刻に外に出ると、雲ひとつない薄い水色の空が広がる。

 その高い水色の中を黒い鳥が一羽いきおいよく横切って行った。

 自分の身に近い高さには虫の声。

 風もさらーさらーと吹いて、深呼吸せずにはおられない。


 涼しくなったので、読書は昼間でもはかどる。

 中島らものコラム集を読んで、いろんなこと体験してんだなということと、すごく短い文章の中でうまいこと書くなあということに感心した後、よしもとばななに移った。

 
   
ばななブレイク (幻冬舎文庫)ばななブレイク (幻冬舎文庫)
(2005/08)
吉本 ばなな

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 よしもとばななが好きな人のことについて書いている。けっこう前に書かれた物だが知らなかった。ばなな作品から遠ざかっていた頃のものだからだろう。

 自分の知っている人のことも、名前くらいしか知らない人のことも、面白く読める。

 よしもとばななの小説は、雰囲気があるなあと思う。
 どんな作家の書くものでもまあその人の色は出るものだが、ばなな小説はなんかこの人の体温みたいなのが強く感じられるように思う。
 
 ただ、自分に合っているということかもしれないけど。
 いや引く部分もあったりする。あるけれども、それがイヤじゃあない位のものであるからいいのかもしれない。
 ちょっとしたアク、これがいいのかもしれない。

 で、今回のは、自分が感じて思うことを、ちゃんとした文章に表現できるこの人の力に改めて感心した。(感心してばっかだな)

 小沢健二についての所があって、「あー、小沢健二、今どうしているんだろう」と懐かしく思いながら読んでいると、そのオザケンがきっとこういうことを言いたいんだろうということを、よしもとばななは自分の言葉で書いているのだ。
 ただ単に小沢健二の歌を聞き流していたワタシなんかとは、ずいぶん、ぜんぜん、わかってるけど、ちがう。

 各項の始めに書かれている人の顔写真が載っていて、白黒で小さいが、それを見るのも面白い。
 (載ってない人もいる。銀色夏生とか。銀色はどういう顔してるのだろう)


 お腹空いてきたので朝ごはん。

 oyaki+001_convert_20100917073120.jpg oyaki+003_convert_20100917074015.jpg

 いただきもののおやき。

 松本市の「まつや」さんというお菓子屋のもの。
 皮がとても薄くてもっちりしている。
 中身はひじきくるみ。

 中を見てびっくりした。むちゃくちゃ詰まってる!ひじきの香りがぷーん。

 少し甘めの味で頭にまで糖分補給できたようだ。頭使わないから、過剰か?

 美味しくいただいた。
 
 

 
 

 

 
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えらぶ

 の散歩は、少々遅い時間でも、涼しく気持ちよく歩けるようになった。


 昨日は久しぶりに「たらりおじさん」に会った。

 片手に酒の入ったコンビニ袋を提げて、ぞうりを履きたらりたらりと朝歩いているおじさんだ。

 おじさんを追い越すとき聞えてきた。力の抜けた軽い感じで、

 「いしや~きいも~」

 ああ、おじさん、前は「わらび~もち」だったのに、ちゃんと季節に反応して表現しているんだなと感心したら、いしやきいもに続いて「わらび~もち~、つめた~くて・・・」と続いた。

 それはそれで、ワタシは楽しい気分になる。


 今朝は雲行きが怪しかったがやはり、復路の途中でざあっ!と降り出した。

 雨脚が弱まるまでどこかの軒下で待つ手もあったが、足は自然と駆け出した。

 走りながら思った。

 今日の味噌汁は里芋にしよう。


 人生は選択の連続だという。

 歩きながら「今日の味噌汁の具はジャガイモにしようか、里芋にしようか」とずっと考えていたワタシは、雨に打たれることによって「里芋!」という選択をしたのだ。

 何がきっかけになるかはわからないものだな。


 帰ってラジオ体操をした後、母が持たせてくれた大きな梨を贅沢に大ぶりに切って、うまいうまいと齧りながら、里芋の味噌汁を作る。
 

布団の中で

 雨の音 湿り気ある冷気 まどろむ心地よさ 


 午前4時過ぎ。

 まだ暗い中、布団の上で外気を感じながらうとうと。

 しあわせを感じる。


 9月も半ばの朝、こんなことで嬉しくなるのも、長い猛暑があったからこそでしょう。


 布団の上にいる時間は、間違いなく大人の平均以上と思う。

 特別身体が疲れていることもあまりないから、覚醒している時間もけっこうある。

 
 そういう時に、ちょこちょこ出てくる考えがある。

 ”親孝行 したいときには 親は無し” ならぬ、 ”したいこと したい時に 自分無し”ということだ。

 いつ死ぬか分からないぞ、ということをよく思う。

 それは、ヒマだから、だろう。

 まったくの健康体だが、ほんとに死ぬのはいつかわからない、明日ではなくとも半年後かもしれん。

 だからやっぱりやりたいことをしようと思って、そして、ねっころがりながらそう思っている自分のことを、「ばか」と思う。


 今朝はこないだ聞いた母の言葉が蘇ってきた。

 「動けるのは70歳までだね」

 旅行に行ったり遠出をするには、体力的に70歳までがリミットだと言う。

 「そうか、じゃあ動けるうちに動かんといかんね」とワタシが言うと、

 「あんたはもういっぱい行ったからもういいじゃないの」と母は言った。


 たしかに国内はけっこう周ったし、海外旅行もいくつか経験している。

 だけども行きたい所はまだある。

 ニュージーランドにはもう一度行ってみたい。

 最近内乱はあったが、戦争をしたことが無い国、タイにも行ってみたい。

 「食べ物がすごく美味しかったよ」と聞いたチュニジア。

 「山や景色がすごくいいんだよ」と聞いたラオス。

 国内だってまだ、鹿児島とか沖縄の方の小さな島々には行ったことがない。


 そういえば、何でワタシはそういう所に行ってないんだろう。

 時間は自分で作れば作れる状況だし、行きたい所全部は無理でもいくつかは周れる余裕はまだある。

 なんで行かなかったのかなあ、なんで行かないのかなあ、、、

 と考えているうちに、また眠ってしまった。



 

 

 
 
 

水分

  
デッドエンドの思い出デッドエンドの思い出
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よしもと ばなな

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 夜中の布団の中でつらつらと読み、3日で読み終えた。

 余白も多めで短編集だから、あっという間に読んじゃった。


 始めにあとがきを読んだら、よしもとばななはこう書いていた。

 ・・・この中の「デッドエンドの思い出」という小説が、これまで書いた自分の作品の中で、一番好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。

 「へえ」と思ったが、本の最後に収められているその話を最初に読んでみるでもなく、収められている順番に読んでいった。ワタシは順番どおりに読み進めていく方を好む。


 好きで読んでいたよしもとばななの昔の作品(昔は吉本だったけど)は、なんかすごいウェット感があったように思う。
 とろみのある水分で常に湿っているような。時にはもうたっぷりな水分がある。


 短編だからだろうか。今回のは、やっぱり”水”は感じるものの、小さくさらさらとそしてゆっくり流れているような感じがした。
 登場人物の影みたいなものが薄く読んだのも、短編だからなのだろうか。

 雰囲気は感じられたが、所々うわの空で読んでしまったので、もう一度読んだら、この作品の良さがもっとわかるかもしれない。

 
 

サンドイッチのために

  


 サンドイッチは手軽でおいしい。

 時々食べたくなるので、それ用にパンを焼いた。


 今回は強力粉200gに対して全粒粉がやや多目の50g強。


 午後2時過ぎに捏ねて、冷蔵庫へ。

 寝る前に一度パンチを打って、再び冷蔵庫で一次発酵。


 翌朝起きてすぐに取り出し、ひえひえなのをしばらく放っておく。

 散歩や朝食の支度をしながら様子をみてガス抜き、ベンチタイム。丸めなおして2次発酵。


 8時過ぎに焼きあがった。


 全粒粉が多かったわりには、けっこうもっちりしている。

 やわらかいキャベツがあるから、それを千切りにしてドレッシングであえ、またはただ軽く塩もみでもいい、チーズと一緒にはさむだけ。

 パンには、マスタードとバジルオイルをつける。


 さっぱり夏向きな感じのサンドに仕上がった。

からだでお返し

 しぶりに坂道を歩いて登ったら、「ええ」と思うほどきつかった。


 こんなに体力が落ちているとは。

 最近歩く量が減ったのは事実だが、こないだ実家に帰った時だって毎朝30分以上は歩いたというのに。



 お盆に帰省しなかったので帰ったのだが、帰省というほどの距離でもないし、四季ごとには帰るので何も特別なことはない。

 1人で暮らす母と一緒に食べるご飯も、いつもどおりのメニューで、けれどもそれがワタシにはとても有難い。

 料理をすることは勿論嫌いでないし、いつもしていることだが、こうして作ってもらって「はいできたよ、おたべ」と言われ、自分はただ「いただきます」とだけ言ってご飯を食べられる。このありがたさ。

 また、ワタシは野菜がたっぷりあるのが好きであり、焼き魚を毎回所望するので、それに合わせてなんとなく用意してくれている母。野菜というのは、ただトマトを切ったのや、オクラを茹でて市販の胡麻ドレッシングをかけただけとか。また、我が母は果物が大大好きなので、毎食何らかの果物を出してくれる。今回は初物の梨がとても瑞々しかった。ああ、・・・・・ありがたい。


 帰省二日目、「アンタ今日はなんか用事ある?」と聞いてきた母。

 なんと鰻を食べに連れて行ってくれた。つまり母のおごり。ワタシはただの運転手。

 家からは鰻の名産地浜松もわりと近いのだが、美味しいお店を知らないので、地元の老舗の鰻屋に行った。

 9月の平日、お昼少し前に入ったが、お客はほとんどいない。しかしチラッと見えた暖簾越しの1階席は予約席の札が数枚乗っていた。

 
 2階の畳敷きのテーブル席へ。ここ、前はテーブルでなかったが、年寄り客が圧倒的に増えたのだろうか。
 席まで案内してくれた店員さんは、何かよそよそしさが漂い、その人も70歳は越えていると見えた。
 

 「あんたもこれでいいよね」と母が決めてくれたメニューに力強くうなずく。


   unagi+001_convert_20100911170118.jpg鰻丼 松


     unagi+003_convert_20100911170143.jpg鰻巻き卵

 鰻はボリュームたっぷり!感はなかったが、香ばしくそれでいてやわらかく、美味しかった。

 タレが甘くなく、サラッとしているのもよかった。

 ふんわりしてやわらかい卵焼きのほかに、肝吸いと胡瓜の糠漬けが二切れに、日向夏と思われる果汁のゼリーを凍らせて半解凍したものがお膳に並べられていた。

          unagi+004_convert_20100911170208.jpgベトナムコーヒー

 そして食後にベトナムコーヒー。独特の風味の甘いようなこのコーヒーは女性向けな感じで、美味しくいただいた。


 「ああ美味しかった。満腹贅沢。ごちそうさまでした」と言ったら、母は、
 「まあまあだったね。あのゼリーがおいしかったやあ」と言った。


 鰻が大プラスαされたので、日々の洗濯、布団干し、風呂掃除、掃除機かけに加えて、窓ガラス拭き、床の雑巾がけ、ガスコンロとシンク周りをきれいにし、墓参りに行った時にはいつも以上に丁寧にきれいにしてきた。

 そして今回は、時々作りおきしてくる餃子を皮から手作りでやったのだが、その皮が見事に失敗。

 まあ水餃子だからナンとかなると思うが、残念であった。

 

読書の夏

 タシに起こるちょっとした不幸を見つけた。



 あまり腹が減らないこと。

 あまり動かないから腹が減らないこと。


 ご飯を食べるのは幸せであり、大きな楽しみだ。その回数が減ってしまうのは不幸せの一つと言える。

 
 一回一回の食事は、ちゃんと美味しくきちんと味わって食べるべし、と改めてココロに誓う。


 
 暇な時間に本を読む。

  
柔らかな頬柔らかな頬
(1999/04)
桐野 夏生

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 直木賞受賞作だが、個人的には以前読んだ『魂萌え!』の方が好きだ。

 こちらの話は読み応えはあるが、基本的に暗さがある。魂萌えは、あちらも相続問題や不倫もあったが突き抜けた明るさみたいなものがあったと思う。

 まあでも1頁2段の分厚い長編を飽きずにどんどん読ませてくれた。

 登場人物のちょっとした行動や、細かな描写は、よくこんな風に書けるものだなあと本当に感心する。


 口直しになりそうな次の本。

  
赤めだか赤めだか
(2008/04/11)
立川 談春

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 師匠も「なかなかおもしろかった」と言っていたはず。

 まだ読み始めていないが、とりあえず文章は上下2段でないし字も大きめだ。

 
 それから村田喜代子の短編集。面白く読んだ『鍋の中』も入っている。

 よしもとばななの『デッドエンドの思い出』 この人は時々思い出したように読みたくなって、読むとやっぱりなかなかだなあと思う。


 暑いうちは下手に動かずに読書三昧。


sep+5+001_convert_20100906154126.jpg

夏野菜のサブジ
  これと鶏の玉葱マリネ焼きで晩ご飯。


 

 

過ぎ

 胡麻に含まれる胡麻リグナンは、ポリフェノールの一種で、生活習慣病やガン、老化の予防に効果があるとされています。



 もともと胡麻が好きだが、近頃とみによく摂取している気がする。

 御飯に振り掛けるのは勿論、納豆、サラダ、味噌汁、チャーハン、煮物などなど何でも胡麻をふりかける。

 「それじゃあなんでもかんでも胡麻の味になっちゃうじゃない」

 と言われれば、「のぞむところよ」と返してしまうだろう。


 けれども、胡麻の摂り過ぎってあるのだろうか。


 「なんでも過ぎるのはよくない」

 母は、こうよく言ったものだった。

 食べすぎ、飲みすぎ、テレビの見過ぎはもちろん、運動のしすぎや風呂に入りすぎなどもよくない。

 人に嫌われすぎはよくない響きもあるが、人に好かれすぎというのもよくないのだろうか。

 好かれすぎるのも、たしかに面倒なことが起こりそうだ。


 過ぎても問題のないただ一つの例外は、ビタミンC。

 「多かったらおしっこになって出ちゃうから取り過ぎっていうことはない」

 これも元優秀看護婦の母から聞いた。

 うん、それならば、酢の取り過ぎってのもないんじゃないか。液体だし、身体にもよい。

 イヤ待て、酢をたくさん摂ると体臭がすっぱくなるのではないだろうか。液体だし。


 などと暇にまかせてつらつら考えつつ、夏野菜のオーブン焼きにも胡麻をふりかけるのだった。

 
 
 

夏の朝の恒例

 初めて足を攣ったのは、確か大学生の時だったと記憶する。


 一度攣ると、癖がつくのか習慣になるようだ。

 部活で動いていた頃は気候よりも疲れなど体調によって攣った気がするが、その後は夏の朝に起こるようになった。

 思うに、冬はしっかり足の先まで布団が被さっているが、夏は体中飛び出しているからだろう。


 今朝はこの夏初めてのはっきりとした足攣りが来た。

 「足つりそう」な違和感がしたことは何回かあったが、今朝はマギレもないのが来た。


 ワタシの足の攣りかたは、「ぴき!」と瞬間的に来るのではなく、「じわ~」と攣っていくのだが、一般的にはどうなのだろうか。


 早朝3時過ぎ。

 足を攣ると、誰もそばにいなくても「足つった!」と言ってしまう。

 そして、「あー、いたいー」とはっきり声に出して呻いてしまう。

 それから何故か必ず、笑ってしまうのだ。ここで声は出さないけれども。

 何故だろう。


 攣ったのが治っていくのもじわじわとである。

 微かな違和感がなかなか消えなくなったのは、老化なのだろうかな。



 

映画館で

   
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ロザンナ・アークェットジャン=マルク・バール

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 タイトルは知っていたけど、見ていなかった作品。


 『グラン・ブルー』というタイトルはフランス語だった。

 リュック・ベッソンの作った映画で、音楽はエリック・セラ。

 そういうのが分かる度に「へえ、へえ」と言いながら見た。


 3時間近い話だが面白く見た。

 中心人物の3人がとてもはまっている。

 もちろん海や街などの映像もとてもいい。

 久しぶりに映画館の大画面で見てみたいと思うものだった。

 エンゾ(マイヨールの親友)のカラフルなしましま海パンやちっこいポンコツ車とか、気に入った。


 ワタシは水が怖いことはないが、深い海の中にどんどん潜っていく場面は、見ているだけでもちょっと息苦しくなるような感じがした。


 主人公のジャック・マイヨールは海に生きている。

 本物のマイヨールは55歳だかで105mの潜水に成功したらしい。

 何も考えることなしに、「これ」というものがはっきりとしていることを、とても羨ましく思う。


  (けれどもマイヨールは晩年うつ病になり、74歳のとき自殺をしたということだ)
 

 
 
 

 
  

プロフィール

isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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