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ひっさしぶりに~

 茨城の農家体験のついでに、群馬の温泉めぐり。

 温泉に入るのは、2年ぶり?


 


 渋川伊香保ICから、最初に向かったのは”伊香保温泉”

 「伊香保」と言う響きからは、「中高年」を連想してしまうのだが、どうなのか。



 ワタシが入りに行った共同浴場は、温泉街の奥の方にある伊香保温泉露天風呂。(上写真)

 駐車場からお風呂に行く途中に、飲泉所がある。


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 温度は普通に水くらい。置いてあるカップは底が錆びていたので、手ですくって口に含んだ。

 手は錆びていなかったけど、鉄分を感じる味。


 
 露天風呂の入浴料は450円。安くはない。

 受付のおばちゃんは、独特の濃い顔で、上州の顔はアジアっぽいと思う。


 温泉はぬるい湯と熱めの湯に分かれていたが、熱い湯もそれほど熱くは感じない。トンボがツーツーと湯の上を飛んでいて、なんとなくぼんやりしたようなお湯だった。もみじの緑がとても綺麗。


 30分弱いたけれど、入浴客はワタシを含め2,3人。皆さんやはり中高年だった。(受付のおばさんも途中で入りにきた)
 伊香保を離れる昼時、町中に人の影ほとんどなく(一人見かけたホテルの従業員らしい若い女性も気が抜けたような様子)、観光シーズンではないからなのか、温泉街自体ぼんやりして見えた。

  。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。


 次に入ったのは、河原湯温泉。確かここも草津町になるのではなかったか。いつだかしらないけれど、そのうちハッ場ダムの底に沈んでしまうという温泉。
共同浴場の玉湯(おうゆ)300円へ。


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 内湯。
 浴場にひっついて、縁側みたいな涼む場所がある。その下を小川?が流れているが、見えない。

  
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 露天風呂。


 ここの源泉は高温のため(80℃近かったかな)加水している。だから、温泉”通”の人には「優」をもらえないだろうが、なかなかさっぱりとして気持ちのいいお湯だと感じた。ぬるめの露天より、内湯の方が気に入る。草津温泉に近いからか、硫黄臭。

 内湯と露天は離れた場所にあり、裸のまま移動できない。最初内湯に入り、身体拭いて服着て露天へ移動。しかし内湯が良かったので、もう一度めんどくさい手続きを取り、再度内湯に入ってから外へ出た。

 受付のおばさんは、ダムの底に沈んでしまう村の人らしく、どことなく暗めでなかなか良かった。伊丹十三の映画に出てきそうな感じ。移動途中に会ったとき、「熱くない?」と声をかけてくれた。 


 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 


 最後に入ったのはやはり、東の横綱 草津温泉。


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 湯畑。観光名所。つよい硫黄臭。


 草津には人いっぱい(午後4時)

 中高年だけでなく、学生風の若者たちの姿もけっこうある。


 入ったのは無料の共同浴場4つ。(草津の共同浴場は18もあるらしいが、5つしかわからなかった。内、一つは一般の人は入れない時間帯で、入れず。浴場の鍵を持っている人のみ入れる)


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 最初に行った「地蔵の湯」だけ誰もいなかったので、写真が撮れた。

 しかしこの湯がものすごい熱くて、かけ湯しても膝までしか入れれず。

 結局かけ湯を何度もやって、出た。それでも体はぽかぽかに。


 他の3か所の湯も高温かと言うと、ぬるい湯もあった。

 一番好きだったのは、偶然見つけた「煮川の湯」

 まあまあ熱めだが、浸かれる熱さ。浴場が狭いためか、香りが濃いような気がした。


 先に入った河原湯も硫黄泉だけど、比べてみると、やはり草津は”横綱”なのだなと納得できる感じ。

 
 来ていた服とタオルは案の定、硫黄臭がしっかり残り、洗濯した後に雑巾となりました。

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のざるの温泉・玉久旅館

 温泉にも行きました。


 「九湯めぐり」「猿が入る温泉」で知られる温泉です。


 泊まった宿は玉久旅館

 間口は狭いが奥に長い建物で、とても綺麗にされていました。建物それほど新しくはないのでしょうが、丁寧に使われているのがわかります。床はじゅうたん敷きでスリッパは要らないようになっているのは、なかなか嬉しいものです。


   着いたら糠漬けきゅうり
 
 8畳ほどのすっきりした部屋に入るとすぐに糠漬けの胡瓜を出してくれました。(温泉饅頭もちゃんと用意されていました)

 案内してくれた30歳位の仲居さんはとても丁寧な応対で感じがよく、それでまた気分がよくなります。


 6時前という遅めの到着でお腹もぺこぺこ。旅館のお風呂でサッと汗を流し、すぐに夕食にしていただきました。
 (旅館のお風呂は男女別の内風呂のみ。翌朝入った時の熱めの湯のほうが、気持ちよく感じました)


 食事は別の個室で出してくれます。

   胡麻豆腐
   胡麻豆腐
  付け合せの野菜はとても薄味。

  
   信州サーモンお造り
   信州サーモンの刺身

   信州牛、豚冷しゃぶ
   信州牛と豚の冷しゃぶ
  牛と豚ドレッシングは変えてあります。

 信州の味覚としてはこの他に、ニジマスの味噌焼き、そしてこちら・・・


     おやき
    自家製おやき

 このおやき、今まで食べたおやきの中では1番においしかった。小さな蒸篭で目の前で蒸し上がったたあっつあつのおやきは、皮がやわらかくもっちりしていました。具の野沢菜もおいしかったです。けれども、夕食メニューの中におやきが入るのはややバランスが取れなくなる感じ。お腹も膨れてきてしまうし。

 おかずはまだこんなにありました。

  長芋と鰻の蒸し物
  パイスープ(コーンスープが入ったカップをパイで包んだもの)
  お吸い物(小エビと湯葉入り)
  プリン(白くて柔らかいタイプ。プラムジャムかけ)



 そしてご飯がきます。

  九穀ごはん

 九湯めぐりに掛けて、九穀ご飯だそうです。


 1泊2食付で9千円でしたが、宿の綺麗さなどを考えれば食事も随分がんばっていらっしゃると思います。
 (ちょっと塩味が強かったものや、プリンが始めから出されたので食べようとする時には大分形が崩れて広がっていたのが残念でしたけれど)

   浴衣・風呂足袋
   浴衣の柄も落ち着いていてよいし、足袋靴下もついています


 仕事の疲れもあったので、夜は外湯一つだけ入り、ちょうど出始めた蛍を川岸に見に行って休みました。



 熟睡した翌朝。

 朝一に外湯に出かけました。

 『1番』『2番』は非常な熱さで入れませんでした。そのすぐ近くの『3番』は、すでに近所の方が入ってうめてあったらしく、ゆっくり入れる温度でした。

 『大湯(9番)』に入ってから階段を登ったところにある神社に寄ってみると、こんな時期にも野猿がいました。落ちているお菓子を拾っていました。

 猿としてはそんなに大きくはないと思うのですが、猿というものはコワい。歩いていく方にちょっと付いて行ったら、ギーっと歯を剥き出した。風呂上りには汗が出なかったのに、ここで背中にじわっと汗をかいてしましました。


 宿に戻って朝食。ああ、いたれりつくせり。

 玉久朝食

  白ご飯
  なめこの味噌汁
  焼き鮭とうど、蕗の煮物
  蕨のおひたし
  生ハム
  温泉卵
  長芋刻んだもの
  なめたけ
  味のり
  お漬物


 朝食の中では蕨のおひたしがとても美味しかった。

 とろんとしたぬめりがあるのは、灰汁抜きを灰でやっているからだそうです。

 モーニングコーヒーも出してくれました。美味しいコーヒーでしたが、朝食を食べ初めていくらも経たないうちに来たのが残念でした。 (料金の高いプランなら違うのかもしれませんが)



 食後にチェックアウトすると、女将さんが出ていらして蒸かし立ての温泉饅頭をくれました。

 女将さんは昨夜食事部屋に案内してくれたときはすごい落ち着いた貫禄の方のように見えましたが、朝はもっと気さくなふうでした。

 チェックアウト後にも荷物を預かってくださりバスタオルも貸していただいて、残りの外湯めぐりを楽しみました。
 (非常熱さの1,2番もこの時にはかなりぬるくなっていました。残念だったのは4,5番のお湯が清掃中で午前中は入れなかったこと。渋温泉に行ったらこれは要チェックです)


 女将さんや仲居さんが教えてくれたように、九つある外湯のうち一番大きい『大湯』と湯の花が浮いている『目洗いの湯(6番)』がよかったです。
 渋温泉のお湯は九つそれぞれ違いますが、どれも出た後に汗の出ないすっきりするお湯でした。


 外湯を巡った最後宿の前で、前歯の抜けたすごく可愛らしい”のざる”に会いました。

 「あそんでくれる人がいなくてさみしい。ぼくはさみしい。さみしい。よつばのクローバーでもさがしに行こうかな」
 
 可愛らしいのざるはこうつぶやいていたそうです。なかなかに詩人ののざる。

 宿の向かいのラーメン屋の息子であるのざる。

 あの顔が妙に心に残り、この日の夜夢にまで出てきたのでした。
 


 

一日一温泉  夏油温泉

  終日曜日のお昼からは、ラジオ『日曜喫茶室』


  この”喫茶室”のマスターであるハカマ ミツオ氏。

  「なんだか偉そうなしゃべり方するおっさんだなあ」初めて聞いたときの印象。

  月に1回だけの放送だが、そのハカマ氏に、だんだん慣れてきたと気付いた今日。

   (ほんとは、”はかま満緒”さん。ちょっと女性っぽく感じる、”緒”使うと。
   この人は実は、有名な放送作家で、欽ちゃんや車だん吉、また市川森一などの師匠であった。
   偉そうではなく、「偉い」人なのかもしれない。)


  今日のテーマは”温泉”で、ゲストは前田びばり、北大の温泉研究の教授、荻野アンナだった。

  前田びばりという人も、ヤルナアと思わせる人だ。さっぱりしている感じがよい。

  北大の先生は、所々に感じるその老人ぽさがよかった。

  荻野アンナは、喋り好きだろう。

            ラドン君
        ラドンのイメージキャラクター ラドン君


  話の中で、”湯治”というのが出たが、湯治の温泉宿と言ってワタシが思い出すのはここだ。


   『岩手県 元湯夏油』

  夏。8月の終わり。

  雑誌(一個人)の温泉特集で、”源泉本数の多い宿 第9位”に入っている温泉。

  記憶に残る温泉だ。ここもまた、随分な山の中であった。あんな所はもう、なかなか行けないだろう。

  
  その時の「温泉メモ」を見てみる。

  部屋代2,200円。これは自炊棟だから。それ+枕が20円。シーツが?円。という具合。

  雑誌の写真はウソだった。あんなに明るくのどかな感じではない。恐ろしい雰囲気。とにかく暗い。

  天気が悪いせいなのか。(夕方から雨)

  自炊棟の台所では、おばさん、お婆さんたちが汁粉を作っていた。その他、おじさんお爺さん。何故か目をそらしてしまう自分。


 
  宿の雰囲気はざっと、こんな感じ。

  でも肝心なのは温泉。

  「気持ちよいというより、コワい」

  そう書いてあった。


  けれども、源泉数が多いというだけあって、「7種の泉質と効能」の湯がここにはある。

  中でも1番良かったのは、”大湯”という温度が高めの無色透明で気持ちの良いお湯だった。

  大湯は露天で、渓流のすぐ脇にあり、木々が茂り天気がよくて明るければ、居心地もとても良い風呂だろう。

  何が「コワかった」のか自分でもよく思い出せないが、衝撃的に覚えているのは、ここでワタシは素っ裸を見られたことだ。

  ワタシの素っ裸を見てしまったのは、もちろん男の人。おっさん。

  この大湯は基本的には混浴で、時間性で女性専用になる。

  そのおっさんは、タイムオーバーして入っていたのだ。

  目が悪いワタシは、おっさんが入っているとはつゆ知らず、普通にお湯に浸かった。

  しばらくして熱くなったのでざぶっと勢いよく上がり、渓流の流れを見ながら身体を冷まそうと思った。

  ワタシは腰に手を当てしっかりと仁王立ちになって、(腰にタオルは巻いていたが)、川の流れをぼーっと見ていた。

  ・・・と、そのうち何かオカシイ空気が、鈍感なワタシにも感じられてきて・・・・!!!


  いやはやしかし、あれはおっさんも気の毒だったろう。

  ナイスバデイでもないコビトカバのはだか女が、仁王立ちで立っているのだ。

  困っただろう、おっさんも。


  いろいろとヘビーな『夏油温泉』のもう一つ特記事項としては、薄暗い売店で売っていた『サッポロ黒生』が、たいへん美味しかったということだ。 

  



  


    

  


  

一日一温泉  南飛騨 馬瀬山温泉

  うここのところ、しばらく”スーパー銭湯”に、行ってない。

  それほど肉体・頭脳労働をしていないからだが、「あんなとこにも行ったなあ」と思い出したのが、今日の温泉。


  『南飛騨 馬瀬山温泉・美輝の里』

  下呂の北に位置する。

  行ったのは、まだパン屋に勤めていた頃。

  名古屋から、電車(ワイドビュー飛騨)とバスを乗り継いで行ったのだが、それが良かった。

  車窓からの景色をゆっくり楽しめた。バスに乗ってからは、田舎の町に雪景色が広がった。


  『美輝の里』という名前は、本当はホテルなどひっくるめた施設のことで、日帰り温泉ができるのは、その中の『スパー美輝』。

  ここは、スーパー銭湯のデラックス版といった感じだ。

  一応温泉。(循環、加熱、消毒はしている。)

  なんといっても、風呂の種類が多かった。

  ワタシはここで初めて”ミストサウナ”を体験した。

  当時まだ、普通のサウナがきつくて苦手だったワタシには、この湿気だらけのサウナがやさしくてよかった。

お客が少なくて、ほとんどのお風呂、一人風呂状態で楽しんだ。



  何時間いただろうか。

  バスの時間に合わせて出た。

  そういえば、ロビーでバナナを食べたなあ。フロントの人に見られないようにして。リアルドコモ・バナナ


  冬場は特に、ああいう電車の旅っていいもんだな。


   美輝の里HP

  

一日一温泉  湯の峰温泉

  ヴェルの『ボレロ』が、ずーっと頭から離れない今日。(昨日までの3日間程は、”ないしょ ないしょ ないしょのはなしは あのねのね~  だった。)  
 
  ”いい温泉”に入りたい気分。



  『和歌山県 湯の峰温泉公衆浴場』

  思えば、”温泉のよさ”を、文字通り「肌で感じた」初体験は、この温泉だったのではないか。


  ここに行ったのは、5月中旬だったか。丸山千枚田の稲が、まだ短く青かった頃と記憶する。


  『湯の峰温泉』は、日本最古、そして国内唯一の世界遺産温泉。(熊野古道の世界遺産登録によって)

  随分な山の中、そしてそうそうゴールデンウイーク明けだった、ではあるが、有名温泉地区だけあるからか、ちらほらと人影はある。

  かなり鄙びた温泉街の真ん中を流れる川沿いに、ここの一押し!である「つぼ湯」がある。

  30分ごとの交代制貸切風呂。750円。

  ワタシが入ったんのは、そこからすぐ先にある「公衆浴場」だった。

  「公衆浴場」だが、なんとなく「公衆便所」を思ってしまうような建物。

  受付には禿ぼうずのおっちゃんがいた。

  「一般湯」250円と、「薬湯」380円。

  「薬湯」に入った。


  浴場内は木造りで、浴槽は一つ。

  その時ちょうど入浴客はワタシ一人。

  聞こえるのは、どうどうと湯の流れる音だけ。

  どっしりした歴史を感じる四角い風呂が、薄明るい光の中、厳かに湯をたたえている、ように見えた。


  『湯の峰温泉』の泉質は、含硫黄ーナトリウムー塩化物泉。無色。

  硫黄の匂いは、強くはなかったと思う。

  そして、ワタシの記憶の中では、お湯が緑っぽく見えている。

  30分入ることに決めて、その気持ちよく豊かな湯の中に浸かったり、太い木の縁に座って休んだりを繰り返した。

  少し高い所にある窓がわずかに開いていて、そこから見えるものは、浴場の裏のただの草むらだった。


  『湯の峰温泉公衆浴場』には、シャワーもなかった。

  そのシンプルさ。気取りのなさ。お湯の良さ。

  いい温泉だ。

 
          


  ♪あ~、、、ラヴェルが消えない。

  だからなのか、今日は異常にお腹がすく。

  


  

 

  

一日一温泉  黄金崎不老不死温泉

  が見たい気分だ。

  
  と言う訳で。。。


  ”海の見える温泉”№1に輝くのは、『青森県 黄金崎不老不死温泉』

  名前がすごいよな。この名前に釣られてやって来る年配、いるに違いない。

  もちろんワタシは名前に惹かれたわけではなく、雑誌『一個人』に載っているのを見らからだ。

  「泉質の良い源泉宿 5軒」という特集に、その一つとして取り上げられていたのだ。


  海が見えることでも1番だが、”芋洗い度”でも、ワタシがこれまで入った温泉の中ではダントツだった。

  だから、「いい温泉だったなあ」という思い出は、残念ながらない。


  ここの温泉は、日本海に面しているというか、海辺の露天風呂は、日本海の中にあると言ってもいい。

  それで、風呂に入りながら沈む夕日を見ることができる、というのがウリだ。

  ワタシが行ったのは、8月の終わり。盆休みは過ぎているのに、どっからこんなに人が来てるんだ、という混み様。ワラワラワラワラ・・・・・。
  岩場をコソコソ這いずり回るフナ虫と、どっちが多いか、てな具合だった。


  その海辺の露天風呂は、海岸の岩場に作られた岩風呂で、混浴風呂と女風呂が隣合わせにあった。

  ワタシが行った時、混浴には大勢の男客+一人のおばさん。(おばあさんではなかった。)
  これ、男女逆は、なかなかならないよな。

  その”泉質が良い”とされるここの温泉は、鉄分を含んだ茶色の温泉だった。タオルが茶色になる位濃い。
  そして、海の近くだからか塩辛かった。

  すごい窮屈な中で、一応夕日は見た。

  見たけども、夕日よりも気になってしまったのは、おじさんが一人、みんなから見える風呂の前の岩場に素っ裸で座っていたことだ。ああいうのは、やっぱり”見せたがり”なんだろうかな。

  日が沈むと、一気に人がいなくなった。

  「これで悠々入れる~。」と思ったら、これまた急に蚊が飛んできだした。

  「もういい、もう出る!」


  温泉は、人のいないに限ります。


  『不老不死温泉』には、立ち寄り可の内湯もあります。

  夕日など狙わずに行くのがいいのかもしれません。


   黄金崎不老不死温泉HP

  

  
  
  

  

一日一温泉  下部温泉

  、入りたい温泉。 


  『山梨県 下部温泉・大市館』


  山梨の身延町にある。

  ここに行ったのも、もう6年前。富士山を見に行った帰りに、なんとなく立ち寄ったのだった。

   (しかし富士山というのは、近くで見ると、まったくもって”恐ろしい”山であった。それは、今にも動き出しそうだった。いやきっと夜中になったら動いてるはずだ。あれは歩いてる。富士山の周り、いつでもあの山がある世界に住んでいる人達の精神状態というのは、どこかに変わった特徴があるに違いない。 富士山


  下部温泉というのは、それまでワタシはまったく知らなかったのだが、わぶれた感じはするけれども、温泉宿が何件も密集している歴史もありそうな温泉街だった。
  どの旅館がいいのかわからなかったので、ぐるっと一周してみてから、「ここでしょう。」と決めたのが『大市館』だった。

  『大市館』の建物は相当古く、やや傾いているようにも見えたが、古い物を丁寧に扱っている感じもした。

  そして、実はこちらは”立ち寄り入浴不可”だった。けれどもその日は宿泊客が少なく、時間も3時ごろだったので、特別に入らさせていただけたのだ。
  
  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

  『大市館』のお湯は”冷泉”だった。
 
  源泉は30℃(だったかな)。それを加熱している。

  浴場の入り口に飲泉が用意されていた。
  思えば、ここがワタシの飲泉初体験であったが、どんな味だったか覚えていない。

  風呂は岩風呂で、浴場内は暗い。

  加熱しているといってもぬる目の湯。無色透明のさっぱりした湯だった。

  浴槽は一つしかなく、しばらく浸かってやることがないので、男湯を覗いてみた。

  ここは、男湯と女湯が板塀で仕切られているのだが、その高さが低いので覗けたのだ。

  覗いても女湯との差はないと確認しただけだった。
 


  お風呂の魅力はそれほどなかったが、『大市館』は、泊まってみたいと思わせる旅館だった。

  建物の中も落ち着いているし、とてもきれいに使われていて、雰囲気もある。

  雰囲気と言っても、ただ古いだけではない。

  ロビーにはゆったりした椅子が置かれていて、本棚もあるその空間は、静かでダークオレンジが混ざったような色合いをしていた。

  夜はバーになるらしい。

  もともと ”立ち寄り不可”なのも、宿泊客を大事にするからだろう。


  つげ義春も来たことがあるようで、風呂に入っているつげ氏を描いた色紙が飾ってあった。
  (あたたかみのある絵だった。)



 
  
  
  


  

一日一温泉  藤七温泉

  んとなく「硫黄泉」に入りたい気分なので、今日の一温泉は・・・


  『岩手 藤七温泉・彩雲荘』

  何年か前の8月の終わりに行った。

  例によってガイドブック(現地古本屋で買った)で見つけ、当日電話、そして宿泊した所。

  ここは、海抜1400メートルだかのとても標高の高い所にある温泉だ。

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 
  八幡平アスピーテラインを西側から走っていった。

  ブナの原生林がつづく。

  遠くまで広がる景色も、もうそれはそれだけでも行ったかいあったと思えるもの。そこまで行かないと見られない景色が広がっていた。


  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 
 
  『彩雲荘』の辺りには、煙とも見える湯気がもうもうと流れていた。

  建物の外観、内装、部屋、お風呂までどこにも、気取った感じ、洒落た感じはまったくない。

  (もちろん従業員の方たちにも。感じ悪いのでは決してない。普通でいい感じ)

  お風呂は、露天が2つ、内湯が1つあったが、ひとつの女性専用露天風呂は、岩場の中に「木の板で囲いました。」といった風情。


  景色を楽しみながら走ったので、宿に着いたのはあと30分もしたら夕食という時間だった。

  ちょうど落陽が見えそうで、宿から200メートル程離れた見返り峠近くまで見に行った。

  朱い日が沈むのと一緒に、飛び交うトンボの姿も消えていった。夕日


  急いで宿に戻ると、もうすでに夕食は始まっており、そして食事部屋の前では、番頭さんらしき男性が、”出し物”を披露していた。

  ワイシャツにネクタイは締めつつも、ほっかむりに鼻には5円玉。(だったと思う。記憶あいまい)

  この出し物の最初を見逃したのは非常に残念。

  そして、お客を笑わせるような可笑しなことをしている番頭さんは、目がまったく笑っていなかった。

  ご飯の方は、「わあ!」とオクターブ上がった声を出してしまうようなものは、ない。

  普通に山の料理。(川魚とか山菜とかお蕎麦など)

  1泊2食で1万3,500円。
  それほど安くはないが、こんな高い山の中で、食料調達も大変だろうし、夏でも冷えるから暖房費もかかるだろう。(浴衣の上に足首まであるどてらを着た。)
  それに、この環境で一晩過ごすこと、お湯のよさを考えれば、食事がそれほどでなくても高いとは思わない。


  さて、夕食後に岩場露天ではない方の、大きい露天に入った。

  すっかり辺りは暗い。周りに他の建物があるわけでなし、少し先はもうひたすら真っ暗だ。

  冷たい風が吹いて、強い硫黄のお湯で温まった身体に心地よい。

  雲が流れて湯気の間に星が見えた。



  朝風呂も堪能したあと、ゆっくり宿を後にした。


  思い出に残る温泉だった。


  硫黄の臭いも、ものすごく残る温泉だった。  


   藤七温泉 彩雲荘

  

一日一温泉  別府温泉

  日の『道後温泉』に似てるとこあり、ということで。。。。。


  『大分別府温泉 竹瓦温泉』


  去年の夏、悪天候の中、名古屋から車で走り続けること21時間。

  早朝、へとへとになって着いた別府の地。

  インターを降りて別府の町に入ると、噂どおりに硫黄臭が漂っていた。


  「別府」と言っても、その中には様々な温泉が点在している。

  『竹瓦温泉』を選んだのは、一番歴史のある町営温泉というのと、朝6時半から開くというのはここしかなかったから。

  道後に似ていることの最初の一つは、飲み屋街にあること。
  こちらは道後のような派手派手しい感じの店ではなく、居酒屋とかスナックみたいな店が並んでいた。


  そして、ここに入ったのは正解だった。

  
  まず、入浴客が少ない。
  入っているのは、地元のおばあさんが2,3人が入れ替わり立ち代わり。

  建物は木造で古かったが、掃除が行き届いていた。これも道後温泉に近い。

  受付の小さい部屋には、おばあさんではなく、座敷わらしに似た”お姉さん”が座っていた。(道後はおばあさん)

  入浴料は200円だったかな。安い。

  
  「女湯」の戸を開けて中に入ると、脱衣所と浴場の仕切りがなく、入ったところが2階部分で脱衣所。そこから階段を下りていくと、風呂があった。

  浴槽は「道後」と同じで一つ。大きさはそれほど大きくない。

  しかし、お湯はとてもよかった。

  疲れていたということもあるかもしれないが、熱めのすっきりしたお湯はホント、身体に染み入るようだった。


  お湯に浸かって5分以上は越した位だったろうか。

  ワタシより後に入ってきて、もう身体を拭いている太ったおばちゃんに言われた。

  「そんなに入ってちゃダメダメ!」

  おばちゃんのほうを見ると、さらに言われた。

  「この辺の人はみんなねえ、さあっと入ってサッと上がるんだから!」


  「はい。」

  とワタシは言って、お湯から上がり、一度水を浴びて身体を冷ました。

  そうして、再びお湯に入り、肩まで浸かった後すぐに出て、浴槽の縁に腰掛けていた。

  せっかく気持ちいいのに、2,3分で出ちゃうなんて。もっとゆっくり楽しみたい。


  ワタシは、膝下だけお湯につけていたのだ。

  そしたら、頭上から声が降ってきた。

  「そんなに入ってちゃダメ!!早く出ないとダメ!!」

  さっきの太ったおばちゃんが起こった様な顔をして、2階部分の脱衣所から下にいるワタシを見ていた。

  「ほんとに早く上がらないと。この人も心配してるんだから!」

  そう言って、隣で身体を拭いていたおばあさんを指差した。

  
  ワタシは観念して、お湯から全身上がり、2階へ行った。

  太ったおばちゃんは、まだ言っていた。

  「ほんとに長く入ったらいかん。こないだも救急車で運ばれた人がおった。あの人も他所から来た人だった!」


  『竹瓦温泉』には、4畳くらいの畳敷きの休憩場所がある。

  ワタシはそこで、しばらくくつろいだ。


  太ったおばちゃんが消えたのを確かめてから、もう一度、女湯の戸を開けて入っていったのだった。


  「見られてる」のは、古い温泉地には共通してあるものかもしれない。

一日一温泉  道後温泉

  からせめて行こうと思っていた「一日一温泉」ですが、今日はちょっと南へトビマス。

  それは、この温泉に行ったのが、ちょうど1月の今ぐらいだったから。


  『愛媛県 道後温泉』

  「神代の昔から・・・・・」

  と謳われるような、ものすごい歴史ある温泉。

  『坊ちゃん』でも有名だから、知らない人はいないでしょう。

  
  何年も前にここに入ったことのある母は、

  「道後温泉は有名だけど、ただ汚いだけ。」

  と言っていた。

  それに「道後のお湯はいい」なんて話も聞いたことない。

  だから、全然期待していなかった。
  四国に来たんだから、まあ入ってみるか、ってな感じで行ったのだった。
  (人生2回目の”讃岐うどんを食べる旅”の後であった。)


  『道後温泉』は、風俗街、いや歓楽街にある。

  まず、それに驚いた。

  建物は、確かに歴史を感じさせる。
  外観もそうだが、中に入って目にした廊下や階段は、「長年磨きこまれました」という感じに黒光りしている。

  坪庭もいい感じだったし、トイレも和式だがしっかり掃除されていた。

  どこもまったく汚くないが、これは、風呂が問題なのだな。


  そう思って、慎重に脱衣所の戸を開ける。

  ここも木の床で、ロッカーは扉がなく籠が置いてあるタイプのものであったが、全然汚くない。

  「こりゃあ風呂そのものか。」

  浴場に入ると、そこはグレーの色調の石造りになっていた。

  浴槽は、真ん中に楕円形のものが一つだけ。


  階段を下りる感じで浴槽に近づいて見たが、お湯が汚れているということもない。

  浴場も、毛がたまってるとか、ぬるぬるしてる、なんてこともない。

  いたって綺麗だった。

  これは改装したんだろう。
  「道後汚い」という評判がたってしまって、集客が落ちていたんじゃあないかな。


  「汚さ」への不安は消えたのだが、一つ、ものすごく気になることがあった。

  入浴客は年齢高めのご婦人方が、結構入っていたのだが、

  「見られてる」という感じがするのだ。

  ”坊ちゃん”より、見られてる。 

  この時ワタシは石鹸を持っていなかった。

  風呂場に備え付けの石鹸はなかったので、石鹸なしで丁寧に洗ったが、いつどのおばちゃんに「石鹸で洗わないといけない!」と指摘されるかと、どきどきしていた。


  石風呂のお湯は無色透明で、「こりゃいい湯だなあ~」と思うほどのことはなかったが、どうどうと流れ出ており、ざぶっと入るには気持ちがよかった。


  お湯に浸かったり、浴槽の縁に腰掛けたりを何回か繰り返して、出た。


  脱衣所に出て身体を拭いていると、

  「その色じゃあ、まだあったまってないねえ。」

  いきなり後方から言われた。

  振り向くと、お湯から上がった地元民らしきおばちゃんが3人、長いすに座って休んでいる。

  「あと5分!」

  違うおばちゃんが言った。

  「(道後のお湯を)悪く言われちゃかなわんでねっ!」

  もう一人のおばちゃんが言った。


  ワタシは、「はい。」と言って、そのままもう一度浴場の中に入っていった。


         

  5分以上は入って出て行くと、先ほどのおばちゃん3人衆はまだいた。

  そして、ワタシを見ると、

  「その色なら合格!!」

  と、声をそろえて言ったのであった。

 
  



  

  

  

一日一温泉  登別温泉

  海道にある温泉の最後にしましょう。 

  
  『登別温泉 さぎり湯』

  言わずと知れた大温泉地。入浴剤のシリーズにもその名は決まって入っている。

  こういう所には、立派なホテル旅館が立ち並んでおり、そういうところの日帰り入浴は800円とか中には千円以上という高額料金。

  その中でワタシが選んで入ったのは、「温泉銭湯」とも呼ばれている『さぎり湯』

  入浴料370円。

  銭湯ですからね。

  場所も確か観光センターの近くで、わかりやすい。

  登別のような大きい温泉地(下呂とか)は、温泉を一度一箇所に集めて、そこから温泉街のホテルや旅館に分けているのだそうだ。
  つまり、「どの温泉施設に入っても同じ」というわけ。

  けれどもなんと、この『さぎり湯』が登別の源泉であるらしいという情報をキャッチ。

  こりゃいいぞ、と入っていく。


  『さぎり湯』の建物は、木造ではあるが掃除が行き届いていてとても綺麗だ。

  浴場に入ると、浴槽がいくつもあった。

  熱い湯、ぬるめの湯、ジャグジー、(まだなにかあったけど忘れた)・・・サウナまで。

  旅先の温泉で、サウナは特別求めないのだが、あるとやっぱり入ってしまう。


  「温泉メモ」を見ると、

  「お湯は無色透明。肌に強い感じ。熱い。腹が減ってたおれそう。」

  と書いてあった。

  
  また、ここのサウナの中には炭がたくさん積まれていた。

  そこで、洗った自分の下着を乾かす女がいた。

  確かにサウナは熱いけど、湿度もあるのに乾くものなのだろうか。

  この人は、後で注意を受けていた。自分でなくてよかったと思う。


  入浴客は、結構多かった。
 
  その会話を聞いてみると、地元の人が多そうだった。

  ここは、入浴後に休憩できる所もある。


  出てくるときに、「『さぎり湯』は、別に源泉ではない。」と聞いてしまった。

  なんだかよくわからない。

  そういうのも含めて、大きい温泉地にはどうも、心が開けない。


  

一日一温泉  薬師温泉

  日本三大秘湯の一つを今日の”一温泉”に。


  北海道は、『薬師温泉』
  ここは「奇跡の湯」とも言われるような名湯だ。


  『薬師温泉』を知ったのも、またコンビニの立ち読みガイドブックで。

  ここは5年前の夏に行ったのだが、その時の旅はなんの下調べもせず、終始行き当たりばったりだったのだ。

  「素泊まり3,500円」。

  「今日はここに宿泊しよう」と一応電話をかけ、向かった。


  なんとなく湿っぽいような、両側に木が生い茂る山道を看板を頼りに登っていくと、温泉の建物が見えてきた。

  「やっているのかいないのか・・・」という感じの、さびれたドライブインを思わせる建物。

  しかし、道にでている看板はまだ新しく立派。
  
  

  「死ぬ前に 一度は行こうよ 薬師温泉」

  あんなお湯は、ほんとにない。

  『薬師温泉』は、”天然気泡泉””足元湯”
  つまり炭酸みたいに気泡がしゅわしゅわと出ていて、温泉は足元から湧き出ているのである。

  その名物湯は、脱衣所は男女別になっているのだが、中に入ると混浴。でっかい木の風呂が一つあるのだった。

  けれども浴場の中は暗く(壁も木の板で暗い感じ)湯気も出ているし、湯も少し濁っているので一緒に入っている人もあまり見えない。
  (朝風呂で、中年のご夫婦が一緒になった。奥さんは「すみません。」と言いながら入ってきた。)

  でかい浴槽は深さもあって、ほとんど立ったまま入れる位。

  そして、湯の温度が低いため、もうずーーーっと入っていられるのだ。ワタシは確か3時間以上は、ずっと入っていた。

  足元の所々に、温泉が湧き出ているらしく「ボコッボコッ」といっている。


  そのでっかい風呂の他に、男女別の内湯もあって、こちらは透明なお湯だった。

  まあ、お湯の良さはデカ風呂には敵わない。

  しかも女風呂には、二つ浴槽があったが、大きめ方は底がざりざりするし、小さい浴槽はなんと「工事中」だった。工事中で、ほっぽってあるような。

  
  とにかく、あのでっかくくらーい「天然気泡温泉・足元湯」には、一度入って損はナシ!!とおススメする。


  実は、ここには建物から出て道を渡った所に露天があった。
  それを後で知ったので、すごく残念。

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


  師温泉の宿泊については、おススメするようなしないような、である。


  『薬師温泉』の内部状況について。

  まず、引き戸を開けて玄関を入っていくと、でかい熊の剥製と、犬のポチの剥製が出迎えてくれる。
  
  そして、意外に若い太った兄ちゃんが受付をしてくれる。
  (この日、若い女性3人組みが宿泊していたようで、兄ちゃんは随分機嫌がよい感じだった)

  廊下から炊事場や大部屋が見えるが、雑然としている。

  湯治用の宿泊設備(洗濯機など)もそろっているが、とにかくいろいろ埃っぽく感じる。

  いつでも飲めるようにお茶が用意されていたが、それもなんとなく怖くて飲めない。

  部屋の中は何か薄ら寒く、布団も「気持ちよく使える」というものでは、決してない。

  虫も普通にいる感じ。

  ワタシは2階の部屋に泊まったが、トイレは1階まで降りていかないといけなくて、それはものすごい怖さがあった。
    
  
  まとめて言うと、「おそろしい」ところであった。

  (あの若い女性3人は、ご飯も食べたようだが、果たしてどんな食事だったのかと若干興味はある。)

一日一温泉  野中温泉

  いち 日一温泉②です。

  10月に行った北海道の旅で入った所をもう一つ。


  『国民宿舎 野中温泉』

  ワタシも登った雌阿寒岳の登山口にある温泉。

  ここは、「確かその辺に温泉あるぞ」というセロリ師匠の言葉を聞いて、ネットで調べ行ってみたのだ。

  登山口にあるくらいだから、登山を終えた人達の利用が多いのだろうが、ワタシは日程の都合上、登山の前日に入ることになった。


  「かけ流し、非加水、非加熱」

  そして、

  「総トドマツ造り」
  というのが、こちらのウリ。


  建物は、フロントロビーと風呂の脱衣所は改築されたのか、床などに使われている木が気持ちよくきれい。

  フロントから風呂場へつながる廊下は古っぽくて、壁にはタレントや野球選手達のサインが並んで貼られていた。

  
  「総トドマツ造り」の風呂は、雰囲気があり、しっかり掃除もされているようで気持ちよかった。もっと年月が経てば、また一層よくなっていきそうだ。

  ただ、「工事現場のにおい」が、ワタシにはやや馴染めなかった。

  これは「コールタール臭」というものかもしれない。温泉好きもレベルが高くなると、こういう匂いがたまらなくなるそうだ。


  深い浴槽が一つあり、お湯はかなり熱かった。

  ちょうど一緒になったおばちゃんが、「露天は少しぬるいよ。」と教えてくれたので、外に出た。


  露天風呂は石だった。

  ちょうど天道虫が大発生していたのだが、風呂の辺りにはそれほど飛んできていなかった。

  半身浴が気持ちよい。

  露天を教えてくれたおばちゃんと2人、自然と話がはずんだ。


  おばちゃんはここらの人で、今日はシメジ狩りに来たのだった。

  「愛別っていうとこはキノコの産地でねえ、きのこの会席料理を出す旅館があるだよ。旅館の前でキノコ育ててるわけ。だからすっごい新鮮で美味しいの。一度行ってみるといいよ。」

  などと教えてくれた。

  おばちゃんはもう60歳近いんだろうが、肌がぱんぱんしてすごい綺麗だったので、ワタシはそれに見とれながら「へえ」「ほお」と聞いていた。


  最後にもう一度内湯にざっと入って、出た。

  さっぱりするお湯だった。


  「北海道には「別」っていう字が付く地名が多いな。」

  というセロリ師匠の言葉を思い浮かべながら、野中温泉を後にした。

 
  紋別・然別・湧別・更別・陸別・幕別・・・・・・

プロフィール

isoginchaku

Author:isoginchaku
名古屋市緑区在住。たった一人の弁当屋。
只今休業中。

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